デュアルレンジ・ズミクロン
デュアルレンジ・ズミクロン50㎜。通常はふつうのズミクロン50㎜(Mマウント2代目、1代目は沈胴のズミクロン)と同じ1メートルまでの撮影範囲であるが、アタッチメントのメガネをレンズにつけると、45センチまでよることができる。世代的には2代目ズミクロンと位置づけることができる。
結構、穴場のレンズである。なぜなら、あんなこった作りなのに、ふつうのズミクロン50㎜より安いからである。単に製造本数が、少ないからに起因しているが、接写もできて(といっても45センチまでであるが)、使っていて楽しいのに値段が安い、うれしい限りである。
バリエーションは2タイプあり、距離環ローレットが前期型は細かく、後期では荒い。これは通常のズミクロン50㎜と同じである。アタッチメントのメガネも前期型はライツのロゴに囲いがあるのが前期、無いのが後期である。このメガネの前期・後期が付いているレンズの前期・後期と入れ違っているものが結構あるので、購入の際には注意が必要である。、またメガネが付いていないこともある。
このデュアルレンジ・ズミクロンが通常のズミクロンよりも値段以上に優れている点は、光学的にズミクロンよりも焦点距離がより正確なものを使用している点にある。ズミクロン製造工程途中でよりよいものをデュアルレンジ・ズミクロン用に加工したのである。45センチまでよるのだから、より正確なフレームにするためなのだろう。
これぞお買い得、ズミクロンである。この2代目ズミクロン(デュアルレンジ・ズミクロンはこの2代目ズミクロンと全く同じ光学設計である)のアサヒカメラのニューフェース診断室での解像度レコードは未だに破られていない。あのレンズの帝王・ツァイスのプラナー50㎜より断然上である。まさに50㎜レンズの神なのである。
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