ライカではないのですが、フォカ(FOCA)です。
今回はフランスカメラのフォカです。フランスのエスプリ、なんて呼ばれます。ライカ的名前の付け方で、フランスのOPL社のカメラなのでFOCAです。色々と種類があるのですが、有名なのは写真のようなレンジファインダーのFOCAでしょう。星の数でランク分けされており、カメラ正面左下のネームプレートに星が書いてあります。上からツースター(PF2B)、ワンスター(PF2)、スリースタート(PF3)呼ばれます。発売されたのは1945年です。
このスターシリーズはレンズ交換式(独自のスクリュー)ですが、距離計は50mmしか連動しません。
ワンスターは距離計無しのモデル、ツースターは距離計が付いたモデル。スリースターはツースターに低速シャッターが付いたモデルです。低速シャッターはバルナック型ライカのようにカメラ正面のダイヤルです。
今ではこのフォカも有名ですが、何も知らない人なぞは、巻き上げにとまどうでしょう。シャッター速度設定ダイヤルそのものが、巻き上げノブなのです。しかも最後まで巻きあげずに手を離すとキュルキュルっとスプリングの効いたノブが回転し戻ってしまう。この時フィルムはどうなっているんだろうと不思議に思うが、そこら辺はうまくできている。たるまない。
この巻きあげ方式がフォカをフランスのエスプリたる所以にしているのだと思います。粋な巻きあげは、ハッセルブラッドのノブ式のごとく、ノブをつまんで本体の方を回転させるのです。ファインダーが小さいので、外付けのファインダーなんかをつけると手が引っかかってこれができない。要は余計なことはするなと言うことなのだろう。
シャッター音はジャ、と大きめ。ゼンマイが戻るみたいです。ライカM型なんかを使っていると、大変歯ごたえがあります。
今回私が手にしたFOCAは、このスターシリーズの次のモデルであるFOCA UNIVERSAL(フォカ・ユニバーサル)です。何が違うかと言えば、スリースターがバヨネットでレンズ交換できるようになったことです。距離計は50mm以外でも連動します。とは言っても、交換レンズ単体でオークションでも中古屋でも売っているところをみたことがない。売っている物としては、本体とレンズセットのバカ高い物だけです。
フォカはその後、一番下の写真にあるようにレバー巻きあげなりました。このレバーも職人の手作り的で華奢で物としての魅力があります。その後も色々と変わるようですが、このレバー巻きあげでフランスのエスプリは終わりです。
この中で、最も粋なFOCAはツースターでしょう。低速など使わぬスタイル、何よりレンズ右下にコブのように付いている距離目盛りが粋なんです。レンズもf3.5だしね。
| 固定リンク | コメント (3) | トラックバック (0)

