ライカM2が実は一番バージョンが多い。M3のようにはっきりと外見で分かるものから、分からないものまで。
中でも最も粋なのは、初期の巻き上げ解除レバーがボタン式で、セルフタイマーのないやつで、ファインダー横の採光窓が12条の内ギザ(見えている外側はつるつる)のものです。結構M2後期の外ギザに変更されているものが多いです。
手に入りにくいものとしては、ブラックペイント、M2-R、M2-Mです。
M2-RはM4のようなフィルム装着(クイック・ローディング)にしたものです。軍幹部にRの刻印のあるものはアメリカ出荷のもので、ヨーロッパ内に売られたものはRの刻印がないものがあります。
M2-Mはモータードライブ仕様。底蓋をあけて、カメラ底部にM6のような電気接点があるものです。レアものですが、正直、操作感がぎくしゃくしています。
最もレアものとしては、MP2がある。これはライカの中で最も珍品かもしれない。M3にライカビットをつけたものがライカMPだったの対して、MP2はモータードライブをつけようとしたものです。M2-Mがそうじゃないかと思われますが、MP2はM2-Mのプロトタイプのようなもので、内部にモータードライブのメカは取り付けられていない。だから当然モータードライブは使えない。しかし、しかっりと軍幹部にMP2の刻印がある。何をしようとしたか分からないものだ。外見は上で述べたM2の初期型と一緒であるが、シャッターボタンがちょっと変わったリングのついたものがあるようだ。M2Pは10台前後しか確認されておらず、まず実物をお目にかかることはないだろう。
総じてM2は値段的にこなれていて、しかもライカビット(M4はつけられないので残念だ)をつけることができる。また、フレームもさっぱりと1焦点1フレームで、いいカメラです。気をつけなければならないのは、ほとんどがファインダーバルサム劣化の持病を持っている。買うときは、完全な劣化のないものを探すより、程度のよいものを探した方がいい。M3と同様に、グッタのペコペコも多い。